Rays and Waves

tdswordsworksによる映画・音楽・アート・書籍などのレビューや鑑賞記録。

「素晴らしき美術史」「人間と物質」 ほか(PARASOPHIA)

PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015 京都で3月から開催されている現代芸術祭に行ってきました! 出品作家が豪華なのです。 <a href="http://www.parasophia.jp/" data-mce-href="http://www.parasophia.jp/">PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭</a&gt…

Mommy / マミー

15-023.グザヴィエ・ドラン「Mommy/マミー」(カンヌ審査員賞受賞作)http://mommy-xdolan.jpアスペクト比1:1の画面に収められると「面白くて/愛らしくて/分かち合いたい」ポートレートに思えてくる。これ、インスタグラム効果と呼びたい。情報量を抑える…

セッション

僕が、映画好きもしくは音楽好きのどちらか一方であったなら、この作品に対する愛憎に心を掻き毟られることなんてなかったのに。ブーイングと称賛の拍手を同時に送りたい。 映画『セッション』予告編 - YouTube この映画については、映画評論家の町山智浩さ…

薄氷の殺人

中華系の映画で登場人物たちの心境を示唆する象徴的な食事の風景として、よく「肉まん」が出てくるのは、どうしてなんだろう。しかも、出てくると必ず食べたくなっちゃうんだよね。今日観た「薄氷の殺人」もそうでした。帰りに成城石井で購入笑使い古された…

ジャージー・ボーイズ

15-01. 新年映画始めは、キネマ旬報ベストテン2014年外国映画第1位に輝いたクリント・イーストウッド作品。上映最終日に駆け込みで観てきました。 僕は監督名で映画を選ぶことが多いのですが、大御所よりも若手を優先するタチなもので、イーストウッド監督作…

板持廃村再生プロジェクト(メインブログ2014.7.22より転載)

<a href="http://tds.dreamlog.jp/archives/50861907.html" data-mce-href="http://tds.dreamlog.jp/archives/50861907.html">板持廃村再生プロジェクト : BLOG by tdswordsworks</a> 板持廃村再生プロジェクト : BLOG by tdswordsworks

音楽ライブリスト 2014

2/11 くうきにみつる コンサート(すみだトリフォニーホール) 4/6 Electric City FES. 4/13 Bruno Mars Moonshine Jungle(幕張メッセ) 4/27 音楽からとんでみる4(スパイラルホール) 4/29 RE: form Jazz(SuperDeluxe) 5/25 GREENROOM FESTIVAL '14 7/6…

芸術鑑賞リスト2014

【美術展】 1/5 うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法/吉岡徳仁―クリスタライズ(東京都現代美術館) http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/148.html http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/147.html 2/14 齋藤陽道個展"宝物"(ワタリウム美術館) ht…

映画鑑賞リスト2014

2014年にスクリーンで観た映画作品リスト ゴーン・ガール米 イロイロ ぬくもりの記憶シンガポール パーソナル・ソング米 おとぎ話みたい日 真夜中のふたりポーランド ガーデンイスラエル ショート・ターム米 インターステラー米 6才のボクが、大人になるまで…

THE WAY I HEAR

自転車で蔵前橋通りを西端まで。トーキョーワンダーサイト。 トーキョーワンダーサイト | 東京から新しい芸術文化を創造・発信するアートセンターmamoru氏の"「THE WAY I HEAR, B.S.LYMAN」より第四章「19 June, 1874」"がよかったのです。 明治の調査隊員の…

螺旋銀河

終盤まで2人(3人)の関係にある緊張感と鮮やかなイメージのコントラストが素晴らしかった。今年のIDCFで最大の収穫。

アクト・オブ・キリング

大量虐殺の「英雄」たちを被写体にした衝撃的なドキュメンタリー。耳目を塞ぎたくなる非常にツラいシーンもあり、一方で僕の空いた口が終始塞がらず。けれど、ジャーナリズムの勝利を静かに宣言するかのようなラストまでちゃんと観てよかった。

ぼくたちの家族

何度か涙腺決壊したけど、そのいずれもお涙頂戴とはちょっと違う場面だったのが特徴的。石井裕也節とでも言うべきか、主人公が吹っ切れたようになにかに取り組み始める展開はお馴染みだけど、過去作に比べるとその転換がとても自然。

ローマ環状線、めぐりゆく人生たち(原題: SACRO GRA)

ヴェネツィアでドキュメンタリーとして初の金獅子賞を奪取した話題作。公開3日目の平日朝1本目に行ったらチケットが取れず、翌日リベンジ。やはり満席でした。 カメラは、社会的な生き物としての人間の暮らし、勃興と没落の有機性をとても愛おしく映し出す。…

"ジャズメンとビートマエストロたちの供宴"(メインブログより転載)

"ジャズメンとビートマエストロたちの供宴" : BLOG by tdswordsworks "ジャズメンとビートマエストロたちの供宴" : BLOG by tdswordsworks

コーヒーをめぐる冒険(原題: Oh Boy)

都市に暮らしそれぞれに問題を抱えた人たちとのやりとりを通して、自分の問題と向き合っていく青年の1日。苦いコーヒーは現実と折り合うことのメタファーっぽいけれど、そこに悲壮感がまったくないのが素敵。そしてモノクロのベルリンの街の情景が美しすぎて…

5つ数えれば君の夢

思考がピリピリしてきた。思春期の女の子の魅力と醜悪のアンサンブルは、衝撃的な処女作「あの娘が海辺で踊ってる」の流れを汲んでいながら、主人公に5人を据えた複層的な物語になって味わいが格段に増している。妄想にリアリティが少し同居し始めている点に…

The Gambler’s Fallacy@渋谷WWW

The Gambler's Fallacy@渋谷WWW upし忘れていた過去の鑑賞記録。 素材を列挙するとダンスとラップとDJと朗読とサックスとパーカッションと骨伝導と蛍光灯なんだけど、なんて説明したらいいのかさっぱりわからんかった。何がしたいのかも正直理解し難かった(…

映画鑑賞リスト2013

2013年にスクリーンで観た映画作品リスト レ・ミゼラブル英★ LOOPER米 ゲキxシネ 髑髏城の七人日 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語日◎ 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語日◎ ももいろそらを日○ 人生、ブラボー!加 ライフ・オ…

風立ちぬ 感想走り書き

年間に100本も映画を観てると、1本1本に対する評価は割とスパッと決めて片っ端から忘れていくことになるのだが、どう評価してよいかなかなか結論が出ない作品というのがある。 「風立ちぬ」はそういう作品のひとつだった。 だから完全にタイミングを逸した、…

ビッグデータの衝撃

ビッグデータの衝撃――巨大なデータが戦略を決める 作者: 城田真琴 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2012/06/29 メディア: 単行本 購入: 9人 クリック: 223回 この商品を含むブログ (20件) を見る 「ビッグデータ」。今年に入ってから頻繁に聞くよう…

映画鑑賞リスト2012

2012年にスクリーンで観た映画作品リスト 火山高 パーフェクト・センス 断絶 きみはペット J・エドガー ヒミズ ラップランド・オデッセイ 友達 生きてるものはいないのか NINIFUNI メランコリア ドラゴン・タトゥーの女 pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいの…

音楽CD購入リスト2012

Mylo Xyloto / Coldplay Spiritual State / nujabes Soon it will be cold enough / Emancipator ULTRA / bonobos Maminka / Czecho No Republic Dear Grand Piano / 末光篤 mitsume / ミツメ billion voices / 七尾旅人 我在那邊唱 / TOTEM 首張個人創作專…

The Lady 引き裂かれた愛

僕のミャンマーに対する関心の始まりは、学生時代に少しだけ参加していたアムネスティインターナショナルの大学支部の活動で読んだニュースレターだった。アウンサースーチーさんっていう長い名前の女の人が、自宅軟禁っていう頭にはてなが3つくらい浮かびそ…

世界を変えた10冊の本(池上 彰)

『資本論』『コーラン』『アンネの日記』からケインズ、フリードマン、M.ウェーバーまで。池上解説で今度こそわかる、現代を読み解く“新古典”10冊。 『アンネの日記』が中東問題に影響力を持つ理由とは? 日本人だけが知らない『聖書』の内容とその歴史 『コ…

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

9.11で父親を亡くしたアスペルガー症候群の兆候のある少年が、1年後に父の遺品から鍵を見つけ、その鍵穴を探すためにNYCの色んな人と出会う物語。テーマはいつの間にか、愛する人の喪失から、愛を伝えることの大切さへと移っていく。思うに、日本人の価値観…

映画鑑賞リスト2011

2011年にスクリーンで観た映画作品リスト 紀子の食卓 アブラクサスの祭 気球クラブ、その後 海炭市叙景 ソーシャル・ネットワーク We Don't Care About Music Anyway Make the Last Wish ソウル・キッチン 白夜行 エレファント ウォール・ストリート 冷たい…

2011年 劇場鑑賞映画TOP20

1.海炭市叙景 2.127時間 3.シンプル・シモン 4.キック・アス 5.ブラック・スワン 6.PLAY 7.マイ・バック・ページ 8.タレンタイム 9.八日目の蝉 10.人生、ここにあり! 11.あぜみちジャンピンッ! 12.SOMEWHERE 13.MR.NOBODY 14.ブルーバレンタイン 15.パラダ…

『暴力団』

暴力団 (新潮新書) 作者: 溝口敦 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2011/09/16 メディア: 新書 購入: 6人 クリック: 111回 この商品を含むブログ (45件) を見る 暴力団についてはこれ一冊で良いです。著者の暴力団に関する取材の集大成。 海外のいわゆる「マ…

ユニクロで学んだ「巻き込み」仕事術

日本一の「実行力」部隊 ユニクロで学んだ「巻き込み」仕事術 作者: 田中雅子 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2011/05/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 2人 クリック: 41回 この商品を含むブログ (10件) を見る 周りを巻き込んでチーム…