2009-11-03 雇用政策に3つのカギ 引用メモ ①セーフティーネットを充実させる 欧州で多く導入されている長期間の失業保険・失業扶助が、失業の痛みを緩和する ②企業の新分野への投資や労働者の新しいスキルの習得を促進する 市場縮小分野の余剰労働者を、成長分野での労働に従事させるため(流動性の低い日本の労働環境を鑑みると、企業の淘汰を促すより、企業の多角化の促進・労働者の職業訓練の充実によって産業偏重を解消するほうが効果的) ③「格差」の解消 雇用率の低い世代(「就職氷河期」世代)の正社員雇用に助成金を出す(新卒採用偏重の解消は、労働力調整の柔軟性に直結し、国際競争力向上に不可欠) ⇒但し、実現には財政負担の問題が立ちはだかる (参考:「日経ビジネス」2009年10月26日号 p.82 向山敏彦)