Rays and Waves

tdswordsworksによる映画・音楽・アート・書籍などのレビューや鑑賞記録。

賢い人は「5時ピタ」で帰る

重要な仕事もそうでない仕事も、まんべんなく、かつムラなくやっているタイプのビジネスマンを目にする。こうしたタイプの人は、とくに「80対20の法則」を活用してほしいもの。―いたずらに価値の低い仕事にこだわらず、20%に当てはまる価値の高い仕事は何かを、まず考える必要がある。―全体の重要な20%をこなせば、とりあえずすべての仕事の80%は達成できるのだ。それが気を軽くしてくれるし、仕事の効率もアップする。

(p.52)


同時進行の「ながら族」は、時間を2倍か3倍に使える人で、時間を使うテクニシャンといってもいい。この「ながら族」という言葉が流行語として注目されたのはいまから50年ちかくも前の昭和33年のことであり、当時の高校生や大学生に、ジャズやロックを聞きながらでないと勉強できないという人が多く、話題を呼んだ。

(p.56)

同時進行といっても、机に2枚の紙を置き、全く性質の違う企画書を作るなどということは、どだい無理な相談だが、しかし、企画書Aを20分、企画書Bを20分というように、交互にやることは不可能ではない。

(p.60)

たとえば0~20分を時間A、20~40分を時間B、40~0分を時間Cとして、違う仕事に充てる。机にアナログ時計を置き、教室の壁に掛かった時計を見る感覚で、視覚的な手段で時間枠を守ることを意識させるのはどうだろう。


「新聞は立ったままで全方位的に読む」

適当な長さの文章をパッと読み、大意をつかむ。こうすると読書のスピードはかなり速くなる。(博報堂情報事業開発室長の小川氏は、新聞をテーブルに置き)椅子から立って読むという。立ったままだと、新聞を早くめくることができるし、目線を離せば、大きな見出しだけが見えるからだそうだ。

(p.87)


「手で考えると、とんでもないアイデアが浮かぶ」

電話をしながら、ボールペンでメモ用紙などに何か意味のないことを書く、という方法もある。これは頭で考えながらも手がリラックスしている感覚が大切なのである。手が自由に動くからだ。それに近いことを習慣化させるといいのである。よく「手は外部の脳」ともいわれるが、最近では学問的にも手や足を正しく使うと、脳の働きと高めることが証明されている。

(p.100)