Rays and Waves

tdswordsworksによる映画・音楽・アート・書籍などのレビューや鑑賞記録。

2014-01-01から1年間の記事一覧

映画鑑賞リスト2014

2014年にスクリーンで観た映画作品リスト ゴーン・ガール米 イロイロ ぬくもりの記憶シンガポール パーソナル・ソング米 おとぎ話みたい日 真夜中のふたりポーランド ガーデンイスラエル ショート・ターム米 インターステラー米 6才のボクが、大人になるまで…

THE WAY I HEAR

自転車で蔵前橋通りを西端まで。トーキョーワンダーサイト。 トーキョーワンダーサイト | 東京から新しい芸術文化を創造・発信するアートセンターmamoru氏の"「THE WAY I HEAR, B.S.LYMAN」より第四章「19 June, 1874」"がよかったのです。 明治の調査隊員の…

螺旋銀河

終盤まで2人(3人)の関係にある緊張感と鮮やかなイメージのコントラストが素晴らしかった。今年のIDCFで最大の収穫。

アクト・オブ・キリング

大量虐殺の「英雄」たちを被写体にした衝撃的なドキュメンタリー。耳目を塞ぎたくなる非常にツラいシーンもあり、一方で僕の空いた口が終始塞がらず。けれど、ジャーナリズムの勝利を静かに宣言するかのようなラストまでちゃんと観てよかった。

ぼくたちの家族

何度か涙腺決壊したけど、そのいずれもお涙頂戴とはちょっと違う場面だったのが特徴的。石井裕也節とでも言うべきか、主人公が吹っ切れたようになにかに取り組み始める展開はお馴染みだけど、過去作に比べるとその転換がとても自然。

ローマ環状線、めぐりゆく人生たち(原題: SACRO GRA)

ヴェネツィアでドキュメンタリーとして初の金獅子賞を奪取した話題作。公開3日目の平日朝1本目に行ったらチケットが取れず、翌日リベンジ。やはり満席でした。 カメラは、社会的な生き物としての人間の暮らし、勃興と没落の有機性をとても愛おしく映し出す。…

"ジャズメンとビートマエストロたちの供宴"(メインブログより転載)

"ジャズメンとビートマエストロたちの供宴" : BLOG by tdswordsworks "ジャズメンとビートマエストロたちの供宴" : BLOG by tdswordsworks

コーヒーをめぐる冒険(原題: Oh Boy)

都市に暮らしそれぞれに問題を抱えた人たちとのやりとりを通して、自分の問題と向き合っていく青年の1日。苦いコーヒーは現実と折り合うことのメタファーっぽいけれど、そこに悲壮感がまったくないのが素敵。そしてモノクロのベルリンの街の情景が美しすぎて…

5つ数えれば君の夢

思考がピリピリしてきた。思春期の女の子の魅力と醜悪のアンサンブルは、衝撃的な処女作「あの娘が海辺で踊ってる」の流れを汲んでいながら、主人公に5人を据えた複層的な物語になって味わいが格段に増している。妄想にリアリティが少し同居し始めている点に…

The Gambler’s Fallacy@渋谷WWW

The Gambler's Fallacy@渋谷WWW upし忘れていた過去の鑑賞記録。 素材を列挙するとダンスとラップとDJと朗読とサックスとパーカッションと骨伝導と蛍光灯なんだけど、なんて説明したらいいのかさっぱりわからんかった。何がしたいのかも正直理解し難かった(…