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tdswordsworksによる映画・音楽・アート・書籍などのレビューや鑑賞記録。

なぜ若者は優先順位がつけられないのか?

なぜ若者は優先順位がつけられないのか? (学研新書)

なぜ若者は優先順位がつけられないのか? (学研新書)


日常的に、異年齢、価値観の違う人たちとのコミュニティ、コミュニケーションがあるかどうかがポイントとなってきます。(p.37)

決められた枠内で何かを発想するという習慣があります。それは、ジャンクションがない状態そのものなのです。そういう指導を受けてきた結果です。(p.44)


一点集中の世界に入るためのピンポイントは、対象の音や声、対象の光や影、対象の柔らかさやぬくもり、対象の匂いや味などです。このピンポイントに焦点を合わせ続ければ、脳は自動的に閃くようになります。(p.152)

人間は内的雑念が増えると、雑念を湧かしていることでも、雑念を排除することでも、膨大なエネルギーを使ってしまいます。人の能力を向上させるためには、できる限り雑念を取り除き未来への夢や希望に集中させることが大切です。(p.153)

心の中にある夢や希望を大事にしましょう。願望や目標に関するものの見学や体験、カタログなどの資料を取り寄せる、成功者に会いに行くなどにより、心の中の夢や希望をはっきりとしたイメージに置き換えられるようにしましょう。(p.154)


(優先順位の項目出しは問題ないが、順位付けの段階で迷うタイプは)まず一つの価値観に固定させて一度順位付けをしてみることです。そして、次に別の価値観でまた順位付けをしてみる。それを繰り返した後、全体的に見たときにどちらがバランスがいいかなどのチェックをするといいと思います。(p.178)

事を決めかねている人や将来を悩んでいる人は、一度仮の意思決定をしてみましょう。(p.182)

脳波がころころ変わる価値観変化タイプは、脳の情報処理もスムーズにいかないのです。(p.230)


人間の脳は、記憶を中心に処理するようにはできていません。想念力、想像力を発揮するように作られているのでしょう。ですから、記憶するのもイメージを湧かす方が記憶しやすい。(p.214)

小脳が記憶するまで、いくら失敗しても自由に反復練習をさせてやらなければ、脳のプログラミングは成功しないのです。またこのメカニズムを理解せずに、意識的な指導を行ったために、意識して運動することが習慣となり、実力が発揮できない原因となっています。(p.223)