Rays and Waves

tdswordsworksによる映画・音楽・アート・書籍などのレビューや鑑賞記録。

2008/3/1-2008/5/25のお気に入り特選

アジアの純真 / PUFFY

 こんなイカれた曲がミリオン売った時代はもはや懐かしいけれど、デビュー当時ってどういう受け容れられ方をしたんだっけ?


Jungle Swing / 山下達郎

 気持ちいいっす。達郎ミュージック。


コメディ・ショウ / Cymbals

Highway Star, Speed Star / Cymbals

 職場の先輩が大ファンらしく、MDで持っているベスト盤を久しぶりに聴いてみた。 こういうのってポスト渋谷系って呼んでいいのかな?昔渋谷系だった人たちは、時代に合わせてソリッドな方向へシフトしてきていて、僕はむしろそっちの方が好きなんだけど、こういうのも楽しくなるよね。きっと、人をトランスさせる音楽って時代を経るにつれて変わるんだと思う。渋谷系はそれを敏感に捉えて自らの音楽をメタモルフォーゼしていく、クールなムーヴメントとでも言えるだろうか。最近のCymbalsはまったく知らない。変わったのかな?変わってないのかな?


哀しい恋 / 小松未歩

 彼女の音楽は、例えて言えば、国語の教科書に載っている文学作品だ。「赤い実はじけた」とか夏目漱石の「こころ」とかね。旋律は良い意味で教科書的で、心地よいとされるメロディの法則をしっかり押さえている。詞について言えば、話し言葉と書き言葉とをしっかりと使い分け、うれしい気持ちには和語を、寂しい感情には漢語を印象的に使い、英語詞はエピローグにのみ集約させる文学的センス。そして重低音を際立たせるのではなく、おとなしいボーカルをはっきりと聞かせる音量のバランス。聴覚つきの文学ともいえるが、音楽が生活のすべてというような人にこそ、精神安定剤として機能してくれる必要な音楽だと僕は思っている。


ストーリー / ゆず

 個人的には「夏色」「アゲイン2」と並んで気に入っている、ゆずのアッパーナンバー。どこがいいとかは別に言えないけれど。「栄光の架橋」みたいな視点のぼやける曲はゆずには合わないと思うし、最近のオーケストラ寄りもしっくりこないなと、少し辟易していたんだけど、最新アルバム「WONDERFUL WORLD」はそんな期待を見事に裏切る作品になってると思う。次が楽しみ。


寝顔 / F-BLOOD

 「スキャンダラスな事件に発展しそうだよ」なんて呑気なオトコは、こういうシチュエーションに焦りながらもぜったい嬉しいんだと思う。バカで愛すべき存在だ。


身長差のない恋人 / 嵐

 ジャニーズの出すアルバムの中には、こういうとんでもない名曲が隠れていたりする。名前だけで売れるから、ポップな間奏が不規則に表れるめちゃくちゃな構成のこの曲を収録できるんだろう。ひょっとしたら、ライブでメンバーを移動させる(観客の間の通路を走らせる)時間が必要だから、こういう長尺の間奏が持ち出されるのかもしれない。「とまどいながら」などと共に「How's it going?」に収録。